原宿と渋谷川(隠田川)

JR「原宿」駅付近に、「原宿と渋谷川(隠田川)」の説明板を見かけた。

 現在の原宿は、昭和40年までは原宿・隠田という地名で呼ばれていた。江戸時代、原宿、隠田の2ヶ村は江戸と郊外との接点にあたり、伊賀者の住地で武家屋敷が点在していた。表参道を下った低地には、新宿御苑内を水源とする渋谷川が流れ、所々に水車がかけられ、豊かな田園地帯が続いていた。
 原宿・隠田の地名は古い名称であり、その確かな由来は不明である。昭和39年には、東京オリンピックが開催され、屋内体育館等の近代的施設が整備され、表参道のけやき並木とともに素晴らしい景観をつくりだしている。また、渋谷川は大部分が暗渠となり、その上は緑道となっている。

(2017年12月21日現在)