今川橋由来碑

 神田駅から日本橋の方向に向かっている時に、「今川橋由来碑」(東京都千代田区)を見かけた。

 今川橋が神田堀(別名神田八丁堀・龍閑川)に架設されたのは天和年間(1681~83)との記録があります。橋名の由来は、当時の名主今川氏の尽力により架けられたのでその名が残りました。この橋は日本橋から中山道に通ずる重要な橋でもありました。
 神田堀は現在の千代田区神田・中央区日本橋地域の境を流れ、その役割は非常に大きく当時の運輸手段の主流でもありました。
 昭和25年(1950)龍閑川は埋立てられ、300年近く慣れ親しんだ今川橋も撤去され、現在はその面影もありません。
 左図の絵図は江戸時代末期頃の界隈風景です。この橋辺には陶磁器をあきなう商家が立ち並び、大層賑わったといいます。

平成4年4月吉日

(※ 数字は英数字にしている)

(2018年1月6日現在)

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