日本橋の昔と今(2006年)

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 日本橋三越本店付近の地下を歩いていたら、日本橋の1944年(昭和19年)と2006年(平成18年)の航空写真比較がありました。
 上写真が1944年の日本橋、下写真が2006年の日本橋の様子です。

1944年(昭和19年) 日本橋周辺 航空写真

水の都、東京。江戸時代の物資輸送の中心は水運でした。江戸のまちには、縦横に運河や堀が張り巡らされ、その岸には河岸と呼ばれる船着場兼荷揚場が設けられたのです。五街道の起点だった日本橋は、魚河岸を供え、水運の中心としても栄えました。昭和19年当時の日本橋周辺は、まだ首都高速道路がなく、東京駅前の外堀や銀座の中心を走る堀も顕在で、運河で有名なオランダのアムステルダムを思わせるような水の都、東京の姿を垣間見ることができます。

2006年(平成18年) 日本橋周辺 航空写真

 経済・文化の中心、東京。東京の街は、昭和39年の東京オリンピックという世界的イベントを契機に、首都高速道路建設を始めとしたインフラ整備が進められ、国際都市の仲間入りを果たしました。その後も高度経済成長などを経て、日本の経済・文化の中心として発展してきたのです。その中で日本橋は、旧五街道を含めた都内を走る主な国道の起点として東京交通網の中心に位置し、江戸から続く経済的・文化的中心地の一つとして、新た一歩を歩み始めています。


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 日本橋の昔と今を見ると、街の動向が見えますね。
(2015年3月21日現在)

日本橋の昔と今(2006年)