日本橋(東京都中央区)。日本橋三越本店付近の地下を歩いていたら、「熈大勝覧」を見かけました。
「熈大勝覧
とざい東西、ここにくり広げたる絵巻は
大江戸八百八町のなかでも、とりわけ名高い日本橋
時は、11代徳川家斉の世の文化2年(1805)
所は、日本橋から神田・今川橋までの大通り、その間七つの町があり
繁華に行き交う人を数えてみれば1,671人、そのうち女性は200人
それに犬20匹 馬13頭 牛4頭 猿1匹 鷹2羽
通りに出たるものは、魚・青物の振売 食べ物の立売 薬・本・古着の行商
回り髪結 寺院勧進の一行 六部 巡礼 虚無僧
辻駕籠 飛脚 登下城の武家の一行 雛一の賑わい お江戸見物の人々「熈ける御代の勝れたる大江戸の景観」をとくとご覧あれ」
「熈代勝覧」絵巻の設置について
東京は、戦災や高度経済成長期等の過程で地域を象徴するような歴史的な建造物やまちなみが失われ、旅行者が江戸・東京の魅力を感じながら散策を楽しむことができるまちなみが少なくなっています。
この「熈代勝覧」絵巻の展示は、地域の団体が主体的に行う情緒あるまちなみ整備の取り組みを促進する「江戸東京・まちなみ情緒の回生事業」の一環として、東京都・中央区の支援を受けて実施されました。
今から200年前ほど前の江戸一番のにぎわいをじっくりご堪能いただければ幸いです。」
(2015年3月21日現在)
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