創業期に使われていた圧印機

4月2日(日)、大阪造幣局(大阪府大阪市)で 「創業期に使われていた圧印機」 に関する説明板を見かけました。

創業期に使われていた圧印機

トネリ(Tonelli)社製圧印機 フランス

 1871(明治4)年の創業当時に、金銀貨幣製造に使われていた圧印機です。
 閉鎖状態にあったイギリス設立の香港造幣局から、1868(慶応4)年に購入しました。
 創業当時、イギリス・ワット社製圧印機6台、フランス・トネリ社製2台の計8台のレバー式圧印機が、金銀貨幣の製造に活躍していましたが、翌年の1872(明治5)年に、銅貨幣の圧印作業用に転用されました。

ユロル(Yhlorn)社製圧印機 ドイツ

 創業とともに貨幣製造作業が順調に進んでいることを受けて、1872(明治5)年に購入された大型圧印機です。
 1分間に60枚程度の圧印能力を持ったこの圧印機は、合計10台導入されて、金銀貨幣の製造に使われていました。

(2017年4月2日現在)