摩利支天と天守七尊

2017年5月6日(土)、小田原城(神奈川県小田原市)に行ってきました。
天守閣最上階で、「摩利支天と天守七尊」を見かけました。

摩利支天と天守七尊

摩利支天は、日本では武士の間であつく信仰されてきました。小田原城天守のものは三楽六臂(3つの顔と6本の腕)で、イノシシに乗る姿で現されています。また、作られた時代は分かりませんが、天守の形をした厨子に納められています。
江戸時代の天守には、摩利支天を含む、天守七尊と呼ばれる仏像が安置されていました。現在残るのは、阿弥陀如来、如意輪観音、大日如来、弁才天、地蔵菩薩、薬師如来で、明治3年(1870)の廃城時に持ち出され、現在は永久寺(小田原市城山)に安置されています。

(2017年5月6日現在)