2002年 九州への旅(7)6日目(2002/08/10)

 2002年の夏、三重の大学生だった私は九州へ旅に出ました。
 その6日目です。

6日目(2002/08/10)

 朝、目が覚めた。
 今日の予定は、長崎だ!!広島の原爆ドームを見た衝撃を受け、長崎の原爆跡地も絶対に行こう!っと決めていたからだ!!
 起きてから、しばらくして、テントをかたづけはじめ、同じキャンプ場で泊まっていたおっちゃんたちが、「今日は雨みたいだよ」っと・・・。そういえば、空模様は曇り・・・。雨が降るかもっと感じ、雨よ、降らないでくれ!っと願いつつ、一応雨カッパを着て、バイクに乗って、出発!!

 福岡で2泊したのだが、2泊したキャンプ場は、本当に居心地がよく、最高だった!今度、来た時もここにするだろう。

 とりあえず、国道2号線に入り、南下していく。空は雨の気配。雨よ降るなよ~~。
 そして、34号線に入り、長崎を目指す。
 もくもくと走っていく。そして、大自然が目の前にあらわれはじめたとき、ついに、雨が降ってきた・・・。しかも、すぐやむ気配はなく、降り始めたのだ・・・。
 福岡のキャンプ場で、一応雨カッパを着ていたのが、正解だった。
 そして、雨は降り続ける・・・。ザ~~~~っという雨音が耳に響き渡り、雨カッパに当たる音が聞こえてくる。バイクの音と雨の音が調和して、前の道をもくもくと走っていく俺。

 そして、問題が発生した!?
 雨の影響だろうと思うが、バイクの調子が悪くなりだしたのだ!?
 バイクの走るスピードがエンジンブレーキがかかったようになり、スピードが落ちていく。そして、ギアを下げるが、また、スピードが同じように落ちていく。そして、止まってしまい、エンストのように、エンジンも止まってしまった・・・!!
 ・・・・・・マジかよ!?急いで、エンジンをかけるがびくともしない・・・。
 しばらく、エンジンをかけようと、奮闘して、ようやくエンジンがかかって走り始める。しか~~~~っし、また、この問題の繰り返し・・・。
 こういった問題が発生し、スムーズに進まない。正直、バイクに関しては、素人だ。どこが悪いのか、全くわからず、そうやって走り続けた。ただ、雨がやむことを祈りながら・・・。しかし、雨の勢いは止まらない・・・。耳には、「ザ~~~ッ」という雨の音とあの雨のにおい、そして、あの雨の雰囲気が体全体に伝わってきて、包み込む。バイクのトラブルと雨で、俺の心は追いつめられていた。

 何とか、長崎近くまでたどり着いたとき、バイク屋でバイクを見てもらうことにした。そのバイク屋は、プラグのカバーだったかな(?)、それが原因ではないか?っということで、プラグのカバーを交換して、また、再度、出発した。一応、水をかけて、エンジンをふかせてのテストをしたが大丈夫だったので、出発した。
 しかし、まだ、安心はできない。今まで雨が降り続いていたのだが、雨はやんでいたのだ。

 結局、長崎市にそのまま入った!
 ついに、長崎市にやってきた。本当にめちゃめちゃうれしかった!!
 長崎の雰囲気は、すごくよく、もうとにかくうれしかった!!!
 そして、とりあえず、今日の寝るところをさがすため、市役所に向かった。土曜日だったため、市役所はあいていなく、裏口の係りの人にキャンプ場を聞き、バイクに乗り、キャンプ場に向かおうとしようとしたときのことだ!?またしても、雨が降り出し、バイクも止まった・・・・(笑)。もう、むかつき&嫌になった。しかし、このままではどうにもならないため、バイクをさがした。バイク屋に行き、事情を説明して、バイクを見てもらった。バイク屋をさがしている最中、本当に追いつめられていました(笑)。

 いろいろ見てもらったが、原因らしきものはなく、雨だろうっということ。そして、エンジンオイルが少し減っていたので、エンジンオイルを交換した。
 再度、出発の時には、雨もやんでいて、再度、キャンプ場へとレッツゴ~~!!ブ~~~ン(バイクの音)。

 バイク屋の人に、道を教えてもらい、キャンプ場へ向かっていく。
 山を上り、坂道を上っていく。坂道の多いところだが、結構いいところだ!!そして、自然の森みたいなところに着き、その一部にキャンプ場があるらしいとのこと。車一台分の道(山道)を進んでいくが、見つからない・・・。やっとのこと、見つけたが、「キャンプ場に泊まりたい方はこちらに連絡を」みたいな看板があり、早速、電話をした。携帯の電池が少なく、何回も切れたりした。係りの人は、「本当に泊まるの?一回下見してください」ということを何回も言ってきた(笑)。理由は、ここのキャンプ場は、あまりにもさびしく、夜になって、泊まるのをやめて、帰っていく人がたくさんいるということらしい。確かに、すごくさびしいところで、見方によれば、怖いところだ。しかし、俺はそんなことはいっていられなかった。というか、ここしか泊まるところがなかった(笑)。地図には、ホステルとかあったが、料金がちと高い。それに、また違うキャンプ場をさがそうとしても、恐らく、暗くなるだろう。
 ということで、ここのキャンプ場に決定!早速、テントをはり、荷物をおき、夕食を食べに行くことにした。

 来た道を戻り、山をおりていき、街に出たところで、どこかにいい店を近くのおばちゃんに聞いたところ、中華街を教えてくれた。中華街に決定!!

 そして、何とか、少し迷いながらも、中華街にたどりついた。
 横浜にも中華街があるらしいが、俺はまだ行ったことがない。

 

 まぁ、それはいいとして、とりあえず、いい感じの店に入り、定番であるが、チャーハンを食べた。うまかった!!

 夕食を食べ終え、キャンプ場へと戻るのだが、迷った・・・(笑)。こっちじゃなかったかな~っと記憶にある来た道を思い出しながら進んだが違う(笑)。
 何とか、キャンプ場に向かう道に戻り、坂道を上って行く途中、バイクがまたしても止まった!?今度は普通に止まっているときに、エンジンが止まった!?それから、エンジンがなかなかかからない・・・。またかよ~~!!って怒りが込み上げてきた。
 エンジンがやっとかかり、少し進んだ先にバイク屋を発見したので、また、見てもらった(笑)。
 これまでの事情を話すと、バイクをばらして見るしかない・・・っということになり、しかも、完了するのは、一週間は後になるということ・・・。なぜなら、お盆に入るため。仕方ないので、そのまま乗ることにした。まぁ、雨さえ降らなければ走ることだし(笑)。

 キャンプ場に着いたときには、辺りは少し暗くなっていた。
 今日はもうこれでゆっくりすることにした。
 テントの中でゆっくりして、友人と電話で話したりした。今日一日、トラブルが続出で追いつめられていたので、友人と話したら、たくさんの元気・パワーをもらった!!そして、辺りは暗くなり、明かりをつけて、日記を書いていたとき、またしても、事件は起こった!?
 テントの外のテントのそば(俺の)で、いきなり、動物か何かが、叫び・鳴き出したのだ!?その声は、めちゃめちゃ大きく感じ、テントのシートを挟んで本当に真隣りにいるという気配を感じた。めちゃめちゃビックリして、すぐに、明かりを消して、自分の気配を消そうとじっとした。周りの音に集中して、襲ってこないことを願い、すぐどっかにいってくれることを願った。たぶん、鳥だろうと思う。歩く音など、いろいろ聞いた。しばらくしたら、去っていったので、よかった。

 辺りは、真っ暗で、俺の泊まったキャンプ場は後からつくったらしく、つけくわえって感じのキャンプ場。一応、道沿いだが、森・森林にテントをはる場所だけがあるって感じで、キャンプ場の入り口にトイレとちょっとした明かりがあるくらいだ。森!?みたいな、森林!?みたいなっていう感じの場所。俺が泊まったときは、他に人はいなく、俺一人だけ。このキャンプ場、めちゃめちゃ神経質な人やちょっとした物音で起きてしまう人、怖がりの人、さみしがりやな人は泊まれないだろうなって思った。それにそういう人たちから見れば、めちゃめちゃさびしいところで、怖いところだろうっと思った・・・。

 っということで、それから、寝ることにした。寝てしまえば朝だし(笑)。

 今日は、福岡を出発して、雨にあい、バイクが止まりながら、佐賀を通り、長崎まで来た。バイク屋も何件もまわり(笑)。
 そして、中華街でチャーハンを食べ、キャンプ場で泊まった。
 福岡で最高の、とても居心地のいいキャンプ場に泊まったが、今日泊まったキャンプ場は、正直、最低というか、あまり良くない(俺の中で)。まぁ、キャンプ場に泊まれただけ、良かったが・・・(笑)。キャンプ場にもいいところから悪いところまであると実感した。これも、一つの経験!!

 明日の予定は、原爆跡地、平和記念公園などを見てから、そして、長崎から出る予定である。