源森橋

源森橋

 東京都墨田区の源森橋。東京スカイツリーから約5分ほどである橋です。

 源森橋の名前の由来は、現在の枕橋(本橋から約200m隅田川寄りの橋)、古くは源森橋と呼ばれていたものが、明治初期に枕橋に正式決定されたことから、本橋を源森橋と呼ぶようになったことによるものである。
 その昔、現在の枕橋(旧源森橋)が関東郡代であった伊奈半十郎により中之郷瓦町(現在の吾妻橋地区)から新小梅町(現在の向島地区)に通ずる源森側(現在の北十間川)に架けられた。また枕橋(旧源森橋)北側にあった水戸屋敷内に大川(隅田川)から引き入れた小さな堀があり、これに架かる小橋を新小梅橋と呼んでいた。この二つの橋(旧源森橋、新小梅橋)は並んで架けられていたため、いつの頃からか枕橋と総称されるようになった。
 その後、水戸屋敷内への堀は埋められ新小梅橋もいつしか消滅し、残った旧源森橋は明治初期に正式に枕橋と呼ばれることになり、旧源森橋の東側にあった本橋を源森橋と公称した。
 現在の源森橋は、昭和3年に架設した鋼橋(上路式アーチ橋)が約80年経過し、老朽化したため、平成19年3月に鋼橋(鋼床版鈑桁)に架け替えられたものである。

(2015年2月28日現在)

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