旧 川越街道

旧 川越街道

 「東武練馬」駅周辺の練馬(東京都練馬区)を歩いていたら、「旧 川越街道」の説明板を見かけました。

 この道は、むかし川越と江戸を結ぶ道路でした。室町幕府の太田道灌の頃には、すでに開かれていて、北武蔵と南武蔵とを結ぶ重要な道でした。
 江戸時代、参勤交代でこの道を通った大名は川越藩主だけでした。したがって宿泊の必要が少なく、下練馬宿には大きな旅籠がありません。庶民を相手とした休み茶屋が数軒あった程度でした。
 「栗より(九里四里)うまい十三里」は、川越芋の宣伝文句として有名ですが、江戸・川越間は、九里足す四里の計十三里(約五十一キトメートル)でした。
 このあたりは下練馬宿と呼ばれていましたが、交通の要所に石造物や道標があり、むかしの街道の雰囲気が残っています。

(2015年4月12日現在)

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