飯田橋辺り(東京都文京区)を歩いていたら、旧町名案内「旧 市兵衛河岸」を見かけました。
「旧 市兵衛河岸
(昭和39年までの町名)小石川橋北側の神田川(外堀)の河岸一帯で、水道橋から船河原橋までの河岸地である。
『江戸砂子』(享保17年・1732)に、牛込御門の外なり。岩瀬市兵衛の屋敷あるゆえにいうとある。この市兵衛から町名をとった。
昭和15年の改正で、市兵衛河岸を分けて、一部は小石川町1丁目に、一部は春日町1丁目に編入されて、残地がわずかに残った。
神田川の昌平橋との間を往復する客船の船着場であった。また荷物を岸に揚げる物揚場があった。東京砲兵工廠のあったころは、工廠用の貨物が揚げ下ろしされた。」
(2015年5月4日現在)
[autoviewer=828]