少彦名命(えびす様)ご尊像

少彦名命(えびす様)ご尊像

 神田明神(東京都千代田区)に行った時に、「少彦名命(えびす様)ご尊像」を見かけました。

 神田明神の二の宮・少彦名命は「えびす様」として親しまれ、篤い崇敬をお受けになられております。
 えびす様は七福神のお一人で「商売繁昌」の神様として、また魚群を岸に追い込み大漁をもたらすイルカやクジラにも例えられる海の幸を象徴する神様です。
 少彦名命は、海のかなた「常世(とこよ)の国」から来られた、小さいお姿の神様ですが、大きな「だいこく様」(一の宮・大己貴名)と力をあわせて、日本の国をお造りになり「国土開発・事業繁栄」の神様として仰がれております。また医薬の教えを全国各地に広めたところから「病気平癒・健康増進」の祖神とも言われております。
 このたび鳳凰殿竣成記念として、多くのご神徳をお持ちになる「少彦名命(えびす様)」のご尊像を、金工作家で東京藝術大学学長・宮田亮平先生に制作していただきました。
 この少彦名命のお姿は、皆様の願いを掌におのせして神様にお伝えし、さらに神様からの御恵みを掌におのせして皆様にお届けくださるお姿を表現しています。
 皆様が少彦名命(えびす様)の御神徳くを載かれ幸多きことをお祈り申しあげます。

(2015年5月9日現在)

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