はにわ像 in 成田空港

 成田空港第2旅客ターミナル(千葉県成田市)に行った際に、「はにわ像」を見かけました。
(2016年現在)

「はにわ像のモデル
「武人」(原寸161.8cm)

 これは、芝山古墳群・姫塚(1958年国指定史跡)の“葬列はにわ”として形像埴輪の行列の前列の前半中央二体並べられていた威厳ある武人像のうちの一つです。
 姫塚のはにわ列の中心となる像で、人物像としては最大級のはにわでもあり、よく引き締まった造形美は、整った服装とともに気高い印象を与えてくれるのです。1971年千葉県有形文化財に指定されました。また1987年にはフランス・パリのグランパレ国立ギャラリーで展示され、そして世界の宝であると絶賛されました。
 本像は、地元名産山武杉の微粉末を使用した「木の石ネンド」の素材で、芝山「木のネンド工房」小杉荘八氏によって制作され、芝山町から寄贈されたものです。」

「はにわ像のモデル
「二重の首飾りの女」(原寸89.0cm)

 これは、芝山古墳群・姫塚(1958年国指定史跡)の“葬列はにわ”として形像埴輪の行列の列中29番目に置かれていたもので、二重の首飾りがアクセントとなっているはにわです。
 姫塚の女性はにわは、全身が復元されたものが少ないので貴重な一体です。
 頭の上の帽子のような表現は、女の人の髪形で島田髷のような結髷方法です。また、この女性はにわの上依は右合わせに表現されているのも珍しいことです。1971年千葉県有形文化財に指定されました。また1987年にはフランス・パリのグランパレ国立ギャラリーで展示され、そして世界の宝であると絶賛されました。
 本像は、「武人像」同様地元名産山武杉の微粉末を使用した「木の石ネンド」の素材でつくられ、芝山町から寄贈されたものです。」