市ヶ谷橋

 JR「市ヶ谷」駅を出ると、「市ヶ谷橋」(東京都千代田区)があります。

市ヶ谷橋

 この橋を市ヶ谷橋といいます。市ヶ谷門に架かる見附橋であります。門は寛永13年(1636)森長継の担当で建造され、市ヶ谷への出口であったので門の名となり、橋の名ともなったのでしょう。また門は「市ヶ谷」「一ヶ谷口」ともかかれています。市ヶ谷の名は、市ヶ谷孫四郎の領地であったからともいわれています。四谷、牛込をはさんで市ヶ谷付近の濠は、同じ高さなので濠の幅を低くして敵に備えたといいます。このあたりは昔は桜が多く、門は「桜門」といわれていました。現在も橋をはさんで咲く土手の桜は有名です。門は明治4年(1871)撤去されました。現在の橋は昭和2年に架設されたものです。長さ36.4m、幅15.6m。コンクリート造り。

昭和51年3月
千代田区教育委員会
(平成21年3月補修)

(2018年5月25日現在)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする