「銅門 土塀模型」と「伝 銅門礎石」

2017年5月6日(土)、小田原城(神奈川県小田原市)に行ってきました。
銅門 土塀模型」と「伝 銅門礎石」を見かけました。

銅門 土塀模型

 この土塀模型は、銅門の建設を行うに際し、事前に政策したものです。
 銅門は、江戸時代の工法、技術を採用しているため、使用する木材や白壁の材料である土の収縮や乾き具合などを確認する必要があり、この模型は重要な役割を果たしました。
 皆様に古い建築の工法をご理解いただくため、銅門の完成を期に小田原市建築協同組合より寄贈を受けたものです。

小田原市

「伝 銅門礎石

 この石は、銅門で用いられていたと考えられている礎石です。
 使用状況は、復元した銅門をご覧いただくとわかりますが、石の大半を土中に埋め、側面を斜めに加工した部分を櫓台の石垣に合わせて設置します。そして、ホゾ穴に柱材を固定して礎石としました。
 箱根外輪山の安山岩製で、ところどころに石を割る際に開けられた「矢穴」を確認できます。
 手前の石は約1.6t、奥の石は約1.8tある立派なものです。

小田原市

(2017年5月6日現在)